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2019年09月18日

【ウイルソン】「7代目ブレード全機種インプレ」テニスGEEK通信

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
 
中居が担当いたします。
 
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「7代目ブレード全機種インプレ」
 
ブレード V7が発売されました。

初めて店頭にサンプルが届いたときに、

スタッフA「ブイセブンってどういう意味でしょうか」
スタッフB「ブレードのイニシャルのVじゃないの」
スタッフC「ブレードはBだろ、バージョン7だよ」

そうです、今回の登場で7代目になります。

2006年に初代「n BLADE」が発売されジョコビッチ選手が使用しました。
初代から7代目まで共通するのが「XLOOPテクノロジー」です。

D型をしたシャフトが特徴で、ラケットのしなり、ねじれをパワーに転化するテクノロジーが詰まっています。

ただパワーを向上させるには、フレームを厚くすればいいのですが、球離れが早くなってしまい、コントロールやスピン性能が落ちてしまいます。

ブレードが目指したパワーは、プレーヤーが出した出力をそのまま減速なしでボールに伝えることです。
普通は、しなりやねじれにより100%で打ったボールが80%や70%に減速してしまうのですが、XLOOPテクノロジーによってしなり戻り、ねじれ戻りを利用しパワーロスを防いでいます。

さらにしなりによるメリットを享受できます。しなりによりボールを長くインパクトすることができ、フラットに当たれば重たいボールが相手コートに行き、スピンをかければより回転数が上がってくれるし、スライスをかければ押しの効いた伸びるボールを打つことが可能です。
 

そこで今回のブレードV7の改良点を見てみましょう。

前モデルのV6(6代目)に採用された「カウンターヴェール(CV)」を見送り、「バサルトファイバー」を大量に投入しました。

元々、振動吸収、打球感に定評のあるカーボンですので、FEEL FLEXという新しいカーボンの編み方と相性が良いのでしょう。

前作のRATEST値が68で今作が63というところからも、かなりしなりが大きくなっています。(GEEK調べ)

縦しなり(天地に対してしなる)は計測できませんが、V7(7代目)は縦しなりも大きいのが特徴です。
 


では、実際に試打したので、一本一本チェックしていきましょう。

**以下は中居の個人の見解です**

「ブレード98 18×20 v7.0」
ボレーボレーの練習から使い始めたのですが、軽く打っているのにしなりが凄い!
相手のボールもゆっくりなのにしなっているのがよく分かります。
ここまでしなるとボレーは少し難しかったですが、ストロークで一変しました。

私の持ち球はフラット系なので、インパクトから打球方向に向けて少し押すのですが、手のひらに押してる感覚がビシビシ伝わってきます。
直線的に飛んでいき空中でひと伸びしているように深く入ります。
 

 
「ブレード98 16×19 v7.0」
18×20と同じように、フラットドライブで押すように打ったのですが、弾道が少し上に上がります。
バランスが320mmと前作よりも5mmトップライトになったおかげで気持ちよく振り抜けました。
 


「ブレード98 S v7.0」
こちらは前出の2機種とは別物です。
18×16のスピンエフェクトストリングパターンに10g軽い295gの設計のため、否が応でもスイングが速くなり、スピンのかかりには打った本人がびっくりするほどです。回り込んでの逆クロスはかなり鋭角に入ります。
 


「ブレード100L v7.0」
ブレード史上初の100平方インチ誕生です。ブレードのイメージの難しさはまったくありません。
100平方インチでフレーム厚が薄くて軽いのは全メーカーでもあまり無いスペックで、パワーは抑えめですので、ミスの少ないテニスが可能です。
 


「ブレード104 v7.0」
104平方インチの大きなフェース面積でここまでしなると、ハードヒット時の面ブレが気になることも。
バックハンドのスライスやボレーは打ちやすかったので、足元に沈めたり、ロブを上げたりするテクニック系のダブルスを目指す方にオススメ。
 


「ブレード104 SW CV v7.0」※発売は2019年9月末を予定

セリーナ・ウィリアムズ選手のこだわりが詰まった本物のプロモデルです。

こだわり1:こちらのモデルだけカウンターヴェイルが採用されている
こだわり2:ラケットの長さが1インチロング
こだわり3:パワーホールがある
こだわり4:18×19のストリングパターン
こだわり5:306gなのにバランスが330mmとトップヘビー

こちらのラケットをフルスイングできるプレーヤーはあまりいないと思いますが、もし使いこなすことができたなら、破壊力はとてつも無いことになります。

ぜひセリーナ選手になりきってチャレンジしてみませんか。
 

今回のブレードは、クラッシュと共通する部分は多いですが、クラッシュはしなることで予想以上にボールが飛ぶイメージですが、ブレードはしなることでご自身のイメージ通りの飛びを実現しているようです。

7代目ブレードは完成度が高く、ウイルソン契約選手の使用率がナンバー1のラケットです。

デザインついては非常にカッコよく、こちらのラケットを持っていたら相手に「この人デキるな。」と思われるラケットと感じます。

ラケットに負けないプレーをしましょう。

2019年09月06日

【プリンス】「10年後まで記憶の残る傑作!赤いビースト誕生」テニスGEEK通信

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
 
中居が担当いたします。
 
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「10年後まで記憶の残る傑作!赤いビースト誕生」

ウインザーではトラックマンを使って数値に基づいたラケット診断を行なっていますが、人間と違って社交辞令もなければ、遠慮もありません。

ただ正確に真実のみをデータで訴えかけてきます。

今回はプリンスの新製品を10本まとめて試打をしてトラックマンでデータ取りを行いました。
 
【データ取りをしたラケット】

「X97ツアー」/「X100ツアー」
「ファントムO3 100」/「ファントム100」
「ビースト100(300g)」/「ビーストO3 100(300g)」
「ビースト100(280g)」/「ビーストO3 100(280g)」
「ビーストO3 104」/「ビーストライト 100」

※ファントムO3 100・ファントム100・ビーストライトは2019年11月発売予定
 
トラックマンの測定方法は、フォアハンドを10球、7~8割の力でコーンを目掛けて打ちます。

ボールスピード、回転数、打ち出し角度、着弾地点などを計測し、総合的にどのラケットが良いのかを判断します。

データの判断ポイントは、ボールスピード、回転数、着弾地点10球を円で囲んだ面積です。

またなぜフォアハンドかというと、統計的に70%はフォアハンドを打っているからです。

*着弾地点の図

【補足】
着弾地点の円の大きさが小さければ小さい程安定してコントロールできていることになります。

上記画像の【18.5㎡】【36.6㎡】~【11.7㎡】の中で円の面積が小さいものが最もコントロールできたラケットという事になります。
その他、ボールスピードや、回転数の数値を比較して総合的にどのモデルが合っているのかを決定します。
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「ビーストライト100」は、ジュニア高学年向きのラケットでグリップサイズも0番で、とりあえず打ってみよう程度の参加でしたが、なんとボールスピードの項目でトップだったのが「ビーストライト100」でした。

確かに、「ビーストライト100」を打っているときに感じたのが振り抜きの良さと、程よい食いつき感で、グリップ2だったら良いのになと思いながら打っていました。
まさか、スピードが一番出ていたとは信じられませんでした。

そもそも私にとっては、フォアハンドが苦手なショットということもあり、260gと軽量だったのが良かったのかもしれませんが、面ブレもなくしっかり押せる感覚がありジュニアラケットも本気で作っているプリンスと感じました。
 
前回に「X100ツアー」「X97ツアー」のレポートをしましたが、今回試打したビースト4機種にも共通するものがありました。
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>>>GEEK通信「伸びる、止まる、曲がるバックハンドスライスが自由自在のX100ツアーはおもしろい。」
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打球感が似ていて、しっかりとした手応えの中に、包み込むような柔らかさがあり、余韻の振動が非常に少なく、胸のすく気持ちいい爽快感が残ります。
 
同じシリーズを続けることで完成度が高くなっているようです。

トラックマンのデータを細かく見てみると、

「ビーストライト 100」ボールスピード105km、回転数829回転、打ち出し角度8.2度、着弾地点の面積13.1㎡

「ビーストO3 100(280g)」ボールスピード101km、回転数1358回転、打ち出し角度8.6度、着弾地点の面積13.3㎡

「ビースト 100(280g)」ボールスピード104.5km、回転数1109回転、打ち出し角度8.9度、着弾地点の面積26.2㎡

「ビーストO3 100(300g)」ボールスピード100.7km、回転数1006回転、打ち出し角度9.1度、着弾地点の面積4.4㎡

「ビースト 100(300g)」ボールスピード97.6km、回転数776回転、打ち出し角度10.1度、着弾地点の面積11.7㎡

「ビーストO3 104」ボールスピード101.2km、回転数748回転、打ち出し角度8.4度、着弾地点の面積9.9㎡

 

*項目の意味

*ビーストシリーズのみのデータ

**以下は中居の個人の見解です**

「ビーストライト 100」
ボールスピードは1番でしたが、回転数が低く、打ち出し角度も最も低いので、ネットする確率が高くなりそうです。
前述の通り、ジュニアラケットから大人のラケットの入門モデルを本気でつくったプリンスの意気込みをとても感じました。
 
「ビーストO3 100(280g)」
回転数はダントツで一番でした。
その割に、スピードも落ちることなく維持していて、着弾地点の面積も平均的なので、試合になると安心して使えそうです。
「ビースト100(280g)」
ボールスピード2位、回転数2位、打ち出し角度も悪くないのですが、着弾地点の面積がワースト2位で、安定感が出ていません。
試合ではミスが出そうな気がします。
「ビーストO3 100(300g)」
スピードは平均的、回転数は3位、打ち出し角度平均的、着弾地点の面積はダントツの1位でした。

今回試打した10機種でナンバー1はこのラケットに決まりです。
「ビースト100(300g)」
ボールスピード、回転数ともに低い結果になりました。

ビーストは280gにするか300gにするか、O3グロメットにするか、トラディショナルグロメットにするか選ぶことができます。

重さに関しては、今まで使ってきたウエイトが何グラムなのか、プレースタイルはネットプレーヤーなのか、ストローカーなのか、体力はあるのか無いのか等様々なファクター(要因)があります。

基本的には、振れるかぎりは重たい方が良いのですが、【後半疲れてくる】【サービスゲームが辛い】などがあれば軽くした方が良いでしょう。
 
O3グロメットかトラディショナルグロメットかは打球感の好みになります。

O3グロメットのメリットはストリングの可動域が大きくなることで、スイートスポットが広くなり、スピン・スライスの回転量が増えます。

トラディショナルグロメットのメリットは打球情報がダイレクトなので、コントロールがつけやすく、どこで捉えているか把握しやすくなります。

今回、ナンバー1になった「ビーストO3 100(300g)」は当然良いラケットなのですが、

私が選んだのは「ビーストO3 100(280g)」の方です。

理由としては、回転数がダントツに高かったことと、やはり20g軽いことです。

構えているところに飛んでくる10球を打つのと、走りながら100球以上打つのでは、結果も当然違っていきます。

今作のビーストは、軽量ラケットの欠点である打ち負け感がなく、
中身が詰まった濃厚な打球感からくるコントロールのつけやすさ
を感じました。



無理して300gの重さにして、後半辛くなるより280gで軽快にプレーするのもベテランのテニスだと思います。


ドロップショットを拾うのが辛い、ロブを抜かれたら追えなくなってきたという方は、少し軽いラケットに変えても良い頃です。

10年後20年後に「あのプリンスの赤いラケットって、良いラケットだったね。」と言われる可能性のあるラケットに仕上がっていると感じました。

2019年08月22日

「伸びる、止まる、曲がるバックハンドスライスが自由自在のX100ツアーはおもしろい。」テニスGEEK通信

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■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。
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テニスに関する仕事をして、30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っている
 
中居が担当いたします。
 
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「伸びる、止まる、曲がるバックハンドスライスが自由自在のプリンスX100ツアーはおもしろい。」
 
ベテランテニスのJOP大会のシングルスを見ると、バックバンドのスライスを使う選手が非常に多いです。

その理由として年齢が上に行けば行くほど、シングルバックハンドが増えていると思います。

オムニコートを使用するので球足は遅くなり、ノータッチエースは少なくなり、無理にドライブで打ってミスをすることを避けるようになります。

3セットマッチの試合もあるので、体力の温存として省エネのスライスを多用します。

ベテランの試合ではドロップショットが重要で、スライスショットのフォームからドロップショットは打ちやすく相手に読まれにくくなるなど、、、
色々な理由でバックハンドスライスを使う選手が多く、重要なショットなのです。
 
プリンスから発売された画期的なラケット「X」は、ツイストパワーテクノロジーを搭載したフォアとバックが違う性能のラケットで、バックバンドのしなりがフォアより11%柔らかくなるものでした。

*2018年8月発売モデル

当初は、テニス経験の浅いバックバンドが苦手なプレーヤー向けに発売したのですが、
上級者からの評価も高く、今回100平方インチで300gの黄金スペックのものと97平方インチで310gの上級者向けモデルの2機種を追加発売したのです。

*2019年8月発売モデル

ベテランテニスのランキング上位の選手は「待っていました!」と言わんばかりに、次々とこちらのラケットにチェンジしているという噂を耳にしました。

先日発売元のグローブライドの本社にお邪魔し、徹底的に試打をして参りました。

ヒッティングの相手が、ラケット開発責任者のSさんで関東オープンベテラン優勝の実績があります。
奥様は現役時代は全国大会で活躍した有名人で、息子は現役Jリーガーのスポーツ一家です。
 
まずは、97平方インチで310gの【X 97 ツアー】から打ってみたのですが、テニスラケットとしての完成度が高く、ボールを包み込むような打球感が気持ちよく、余計な雑味の無い本格派なラケットに仕上がっています。
 
スイートスポットは決して広くはありませんが、芯に当たった気持ち良さを楽しみながら、ストロークでフラット・スピン・スライスを自在に操ることができます。

プリンス契約プロも使っていてもおかしくないくらいのラケットと感じました。

次に試打したのが、100平方インチで300gのモデル【X 100 ツアー】で、打球感は【X 97 ツアー】と同じで包み込むような打球感があり、気持ち良いのですが、【X 97 ツアー】に比べてパワーがあり、ボールの伸びがよく7掛けのスイングで十分でした。
 
バックバンドはびっくりするくらい上手に打つことができました。

Sさんは【X 97 ツアー】で私は【X 100 ツアー】でバックバンドのスライスだけ選手権のように、すべてスライスで打ち合いましたが私の完全勝利でした。※譲っていただいたのもあると思いますが

インパクトが長いので、十分に回転をかける時間的余裕が持てます。

直線的に飛んでいるのですが、滞空時間が長くベースライン付近で着弾し、バウンド後に伸びがあります。

このスライスが打てれば試合中に守ることもできますし、相手からの攻撃も受けなくて済みます。

私はフォアハンドが苦手であまり強打ができないのでスライスをよく使います。

【X 100 ツアー】を使うと、バックバンドは伸びあるスライスと切れのあるドライブが打てますが、フォアハンドでスライスを打つとボールが持ち上がらずネットすることもありました。

フォアサイドとバックサイドの剛性の違いがよくわかった瞬間でした。

当然、フォアハンドを強打する方は剛性の高い方が面ブレが起きずパワーロスもなく安定しているのですが私はレアケースです。
ただ、フォアサイド側もバックサイドと同じ硬さにすれば良いのかというと、また違う感じがします。

捻ってあるからこそ生まれる「しなりと「捻れの融合みたいなことがあるのだと思います。

イメージとしては、インパクトの瞬間、地面に対して垂直に当たり、フェース面の地面側はしならず、空側だけしなる(フェースが開いて閉じる)ような感覚です。
 

【X 97 ツアー】より【X 100 ツアー】が個人的に良かった理由がもう一つあります。

ストリングパターンが【X 97 ツアー】は16×19に対し、【X 100 ツアー】は16×18で少し粗い設計となっています。

現在使用中のレヴォCS10.0も16×18なので、もともと相性が良かったのかもしれません。
ストリングパターンは細かいとボールを潰しやすく、粗いと食いつきがよくスナップバックが起こりやすくなります。

ボールを潰せるスイングスピードの方は、ヘビースピンがかかり、エッグボールで攻撃できる16×19で、
スイングスピードがそれほど速くない方は、ストリングのスナップバックを利用して、スピンとパワーをアシストしてくれる16×18がおすすめです。
 
今回はストロークとボレーのみの試打でしたので、試合形式でどのような感触なのか、次回試してみます。

その結果次第では購入もあると思います。

*こちらのモデルは左利き用もラインナップ

2019年08月16日

「ハイブリッドの欠点解消!インナーハイブリッドHDMX誕生」テニスGEEK通信

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中居が担当いたします。
 
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「ハイブリッドの欠点解消!インナーハイブリッドHDMX誕生」
※2019年8月下旬発売商品 

ハイブリッドストリングに注目が集まっています。

R・フェデラー選手、N・ジョコビッチ選手を筆頭にナチュラルとポリエステルを組み合わせたハイブリッドにしている選手が非常に多くなっています。

ウイルソン、ゴーセン、バボラなどのメーカーからハーフガットを組み合わせたハイブリッドストリングが発売されています。

*ウイルソン DUOシリーズ

*ゴーセン GXXシリーズ

では、ハイブリッドは何がいいのでしょうか。

縦糸と横糸の役割が違うので、それぞれの特徴を生かして、欠点をカバーすることができるのがハイブリッドの良さです。

縦糸の役割は、反発、耐久性、スピン、コントロール、打球感などです。

横糸の役割は、打球感、スピンアシスト、コントロールなどで、70%は縦糸の性能に左右されると言われています。


シンセティックストリングの欠点は、耐久性が無いこととスナップバックがほとんど起こらずスピンとパワーがややマイナスなことです。

長所は打球感が柔らかく、コントロールがしやすく腕への負担が少なくなります。


ポリエステルストリングの欠点は、打球感が硬く、柔らかいタッチが出しづらいことです。また、テンション維持が短いこともマイナスなことです。

長所は、耐久性があり、スナップバックが起こることで、スピンとパワーが得られます。

ナチュラルガットの欠点は、雨に弱いことと、飛びすぎることです。

長所は、打球感が柔らかく、スイートスポットが広いことです。またテンション維持がながいこともナチュラルの特徴です。

ポリエステルとシンセティック、ポリエステルとナチュラルをハイブリッドした場合、スナップバックによるスピンとパワーが得られ、柔らかいタッチもあり、欠点を補うことができます。


ただし、ポリエステルはテンション維持が短く、ナチュラルはながいところに盲点があります。

縦をポリエステルにした場合、ポリエステルの寿命とともに性能は劣化します。
横をポリエステルにした場合もポリエステルが劣化しますが、縦のナチュラルがテンション維持しているので、意外とポリエステルの寿命が気になりません。
それでも段々とフィーリングは変わってきてしまいます。
トッププロは数ゲーム、ランキングの低い選手でも1日しか使用しませんので、縦横のテンションのばらつきはさほど関係無いのです。

しかし、私たちアマチュアは3ヶ月は気持ちよく使いたいところです。

ポリエステルのテンション維持は1ヶ月と言われていますので、ハイブリッドで気持ちよく打てるのは1ヶ月ということになります。
 
そのような問題を抱えているハイブリッドストリングを発売していないストリングメーカーがあります。
ウレタンを使用したナイロンマルチフィラメントとソフトな打球感のポリエステルが評判のテクニファイバーです。
 

*「テクニファイバー」は、創業40周年の節目にブランドロゴのデザインを一新

*テクニファイバー新商品:HDMX

*ストリングのみならず、ラケット「TF40」も登場※8月下旬発売予定

テクニファイバーは縦糸と横糸の寿命の違いを問題視しており、ハイブリッドストリングを発売していません。

そこで、ストリング単体として内部構造でハイブリッドさせることにしました。(ハイブリッド3D構造)

*ハイブリッド3D構造

****************

「HDMX」は8月下旬に発売を予定です。
 
カラー:イエロー
取扱いゲージ:1.25mm/1.30mm

ウインザー価格:¥2,419(税込)

****************
HDMXというネーミングのポリエステルとシンセティックの複合構造で、
いったいどんなストリングなのか打つまでまったく想像がつきませんでしたが、
本当に、ポリエステルの良さとシンセティックの良さを併せ持ったストリングでした。

10年前にプリンスから発売していたリコイルを思い出しました。
シンセティックでありながら、表面をテフロン加工していて、摩擦がなくスナップバックが凄かったのですが、打球感が硬く単体で張るよりもハイブリッドの片側にする方が多かったストリングです。
ゴアテックスで有名なゴア社が加工していたのですが、シンセティックでは最も高額だったと思います。私も縦ナチュラルに横リコイルで張っていました。

HDMXは、100%ポリエステルに比べるとスナップバックがやや劣りますが、シンセティックよりスナップバックは起こります。打球感はポリエステルより柔らかくなり、手に来る衝撃も少なくなります。

そこで浮かんだのが、HDMXとポリエステルをハイブリッドしたら面白そうでした。
早速、レヴォCS10.0に縦HDMX130、横アイスコード125を張ってみました。

アイスコード単体より、食いつきがよくなり、スライスの打ちやすさと、ボレーのしやすさが増しました。
思った通り、スナップバックもポリエステル単体と変わらなくなり、スピンとパワーもHDMX単体より向上しています。

個人的にかなり気に入りました。


もちろん【HDMX+ポリエステル】でも【ナイロン+ポリエステル】でも同様にテンションロスに違いがおきます。


HDMXにするとハイブリッドの耐久力を持ちつつ、縦横で同じストリングを張れるので、縦横テンションのアンバランスが無くなるということです。
ポリエステルが好きな方で、柔らかいシンセティックとハイブリッドすると、スナップバックが減少したり、シンセティックがすぐ切れてしまったりすることに不満があったと思います。

HDMXとポリエステルのハイブリッドなら、ポリエステルの性能を生かしながら、少しだけ柔らかくなるのでこのような組み合わせもありだと思います。

当然、初めはHDMX単体で張ってみて、こちらのストリングの特徴を知ってから、ハイブリッドにチャレンジしてみてくださいね。
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